業務アプリの現場対応力を向上!VeBuIn株式会社の「ジュガール」が大幅な機能拡充を実現
VeBuIn株式会社(茨城県つくば市)が提供する業務プラットフォーム「ジュガール」は、2025年6月に大規模な機能アップデートを実施し、ノーコードで業務アプリを構築できる「業務アプリ開発ツール」として本格的に稼働を開始した。これにより、従来のワークフローシステムの枠を超え、現場業務のより多様なシーンでの運用が可能となった。
開発の背景には、従来のワークフローがオフィス業務中心であった一方、現場ではスマートフォン操作の煩雑さが障壁となっていた課題がある。今回のアップデートでは、タッチ操作、カメラ、GPSといったスマホ特有の機能を生かす入力パーツが強化され、現場における報告業務の簡素化と可視化を実現した。
具体的には、カメラで撮影した写真への手書き指示入力や、GPSによる位置情報の自動記録、画面上での手書きサイン取得などが可能となり、スマホ操作に最適化されたUIが実装された。また、Webアプリ側も入力補助機能やレイアウト調整機能が拡充され、オフィスと現場の情報共有が一体で管理できる構成へと進化している。
なお、スマホ向けアプリはネイティブアプリとして開発されており、通信環境に左右されない安定した動作を実現。iOS・Androidの各端末に対応している。さらに、承認フロー機能による柔軟なレポートライン設定や、LINE WORKS・Microsoft Teamsとの通知連携も可能なため、迅速かつ確実な情報共有を支援する。
そして、ノーコードで業務アプリを構築できる機能も搭載。日報や作業報告書など100種以上のテンプレートが標準搭載されており、自社業務に合わせた柔軟な運用ができることも特徴のひとつだ。建設業、小売、介護、運送業といった多様な業界での活用が想定され、用途の広がりが期待されている。
今後は、2025年7月中を目途に、現場データのBI分析・グラフ化機能の拡充や、報告書の一覧表示カスタマイズなどの追加機能が予定されており、現場状況の可視化を進める大規模アップデートが控えている。
同社は今後も「ジュガール」を通じ、現場とオフィスを統合した業務効率化と生産性向上に寄与していく構えである。