余剰米400kgを活用した地域共創プロジェクトが始動!リゾナーレ那須と宇都宮青葉高等学園が米粉フィナンシェを共同開発

 星野グループが展開するリゾナーレ那須(栃木県那須町)は、栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園(栃木県宇都宮市)と連携し、地域資源を活用した「教育×観光」の地域共創プロジェクトを開始した。第1弾として、自家製米「アグリガーデン米」を使用した「お米のフィナンシェ」を共同開発し、6月12日から販売を開始している。

余剰米400kgを活用した地域共創プロジェクトが始動!リゾナーレ那須と宇都宮青葉高等学園が米粉フィナンシェを共同開発

リゾナーレ那須では2020年から敷地内の田んぼでアグリガーデン米を栽培している。2025年には約3,000kgを収穫し、レストランなどで提供しているが、年間使用量を上回る約400kgの余剰米が発生する見込みとなっている。一方、宇都宮青葉高等学園では製造実習で使用する食材の確保や企業実習先の開拓といった課題を抱えていたことから、それぞれの課題解決を目指し今回の協業に至った。

プロジェクトでは、リゾナーレ那須がアグリガーデン米をはじめとする食材を提供し、生徒が製造実習としてフィナンシェづくりに取り組む。2026年6月から2027年2月まで計4回の製造を予定しており、商品開発だけでなく、パッケージデザインの検討や新商品の企画などにも取り組む。ホテルスタッフとの意見交換を通じて、実際の商品開発工程を体験できる点も特徴となっている。

完成したフィナンシェはホテル内施設「POKO POKO」で販売されるほか、生徒自身による地域イベントでの販売実習にも活用される。製造から販売までの流れを経験することで、働くことへの理解を深める実践の場となる。

宇都宮青葉高等学園は職業科を設置し、食品製造や接客など実践的な教育を行っている。今回の取り組みでは、地域企業と連携した実践の場を通じて、学習成果を社会で生かす機会の創出にもつなげる。

同プロジェクトは単発の取り組みではなく、中長期的な地域共創モデルとして展開する方針だ。今後は新商品の共同開発に加え、ホテルでの実習受け入れや星野リゾート関連施設での就業機会の提供も視野に入れる。地域資源の活用と職業教育を結び付ける取り組みとして、継続的な協業体制の構築を目指す。

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