水戸市・株式会社ユードムが県の中小企業AI活用支援事業に採択。生成AIで見積作成業務を省力化
株式会社ユードム(茨城県水戸市)は、県内における幅広い産業のイノベーション創出や技術革新に貢献する組織、茨城県産業技術イノベーションセンター(茨城県東茨城郡、以下ITIC)が実施する「令和8年度 デジタル技術を活用した生産性向上支援事業」の「見積作成省力化に関するAI技術活用支援等業務」に採択されたと発表した。県内中小企業をモデル企業に、生成AIを活用した見積作成業務の省力化を伴走支援する。

同事業は、労働人口の減少が進むなか、「どのようにデジタル技術を導入・活用すれば良いか分からない」「導入による具体的な効果が見えにくい」といった中小企業の声を受け、県が導入ハードルを下げるために開始したものだ。生産性向上に意欲的な県内中小企業から選定されたモデル企業に対し、ユードムの生成AIコンサルタントが、見積作成業務の効率化を目的としたAIツールの導入・実証実験・効果検証を支援する。
同社は、ITIC主催のイベント「第2回生産性向上研究会」でも登壇し、本事業における支援方針・コンセプトについて説明しており、現在はモデル企業とともに、活用ツールの選定に向けた調査を進めている。2026年11月に中間報告会、2027年1月に結果報告会を予定しており、成果は広く県内中小企業へ共有される見込みだ。
同社では、業務プロセスの可視化・AI活用方針の策定やノーコード・生成AIを活用した業務自動化ツールの構築。社員向け生成AI活用、人材育成・内製化支援のツール構築トレーニングなどを手がけている。プログラムが書けなくても、日常の業務データやファイルを連携させることで、これまで手作業で行っていたデータ照合やリスト作成、メール送信などを一元的に自動化できる点が特徴だ。アーストラベル水戸株式会社(茨城県水戸市)における業務自動化の事例では、名簿照合作業の自動化により、数時間かかっていた作業を数分に短縮した実績を持つ。
同社森淳一代表取締役は、「まだ活用が進んでいない企業にもその可能性を実感していただけるよう、地元・茨城の1社1社に寄り添いながら取り組んでいきます」とコメントしている。

