宇都宮の歴史文化をデジタルで発信する「うつのみや歴史・文化デジタルミュージアム」が開設

宇都宮ブランディングアライアンス事務局(栃木県宇都宮市)は、宇都宮に残る歴史や文化資源をデジタル技術で発信するオンラインミュージアム「うつのみや歴史・文化デジタルミュージアム」を開設した。

宇都宮の歴史文化をデジタルで発信する「うつのみや歴史・文化デジタルミュージアム」が開設

本ミュージアムは、市内に点在する文化財や歴史資料を高精細画像や三次元データとして再現し、インターネット上で公開する取り組みである。これにより、従来は現地での見学が前提であった資料についても、時間や場所に制約されることなく閲覧できる環境が整備された。さらに、デジタル技術の活用により、文化財の保存と情報発信の両立を図る構成となっている点も特徴である。

掲載コンテンツには、約1億画素の高精細画像による資料閲覧機能が用意されており、表面の質感や細部の状態まで鮮明に確認することが可能である。また、土器や山車といった文化財は三次元モデルとして再現され、360度自由に回転させながら拡大・縮小することができる仕様。これにより、実物では確認しづらい角度からの観察も可能となり、資料の理解を深められるようになった。加えて、国の重要文化財である旧篠原家住宅については、バーチャルリアリティ技術を用いたツアーコンテンツとして公開されており、実際に建物内部を移動するような感覚で見学できる内容となっている。

また、宇都宮市が2026年4月に市制130周年を迎えることを記念し、「うつのみやの記憶」の実施が予定されている。本企画は、市内で撮影された白黒写真をデジタル技術によってカラー化して掲載するものであり、過去の生活や風景を視覚的に再構成することを目的とした取り組みである。募集期間は5月29日までとされ、市内で撮影された写真であれば誰でも応募することが可能。対象となる写真は、家族写真や遠足など生活の様子が分かるものに加え、昔のまちなみや風景、観光や産業に関する記録、戦災や復興の状況が分かる資料などが含まれている。応募された写真はデジタル化された上で公開され、地域に蓄積されてきた記録を共有する仕組みとして活用される。

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