欧州スタートアップ12社が群馬県に集結! 協議や工場見学を通して、県とEUの協業プログラムが実現に向けて前進
事業創造カンパニーとして企業のオープンイノベーションや新規事業開発を支援する株式会社ゼロワンブースター(東京都千代田区)は11月27日、かねてより注力していた群馬県と欧州連合との協業支援において、3日間にわたるマッチングを行ったと発表した。欧州スタートアップ12社と群馬県内企業5社・1団体が対面で協議を重ねるとともに、オフィス・工場見学なども実施され、互いの理解を深める場となった。

群馬県は、以前から欧州連合のスタートアップ支援機関・EITと連携し、県内企業と欧州のスタートアップとの協業支援を目的にしたプログラム「Gunma×EITグローバルアウトリーチプログラム」を推進。ゼロワンブースターは、その運営コーディネーターを務めてきた。2025年6月には、EITと共同開催した3日間のワークショップを経て、群馬県内の参画企業5社・1団体が決定。さらに、EITの運営するWebサイト上に「協業により実現したいテーマ」を掲載したところ、76社の欧州スタートアップから応募があり、そのなかから12社の協業候補を選定した。
今回は、協業検討中の各企業が来日し、県内企業5社・1団体を個別訪問。群馬県内企業の技術や事業への理解を深めるため、工場見学をはじめとするさまざまな交流が行われた。今後は、両者によるプロダクトの共同開発や、欧州スタートアップの技術導入など、具体的な協業実現へ向けて、さらに協議が進められる予定。ゼロワンブースターは、2026年3月末まで引き続きフォローアップを行うという。
群馬県内の参画企業・団体は、以下の通り。沖電気工業株式会社 高崎事務所、株式会社栗原医療器械店、群馬県繊維工業技術振興会、太陽誘電株式会社 R&Dセンター、株式会社ミツバ、三菱鉛筆株式会社 群馬工場。また、欧州スタートアップ企業は、AraBat、ARKai、Alchemie Technology Ltd.、Deus Robotics、GammaO、GreenCap Solutions AS、Groflex.ai、MeNow Ltd.、Stroma、Transforming Textiles AB、Vayyar Imaging Ltd.、WeavAirの12社となっている。

