埼玉県小川町とマーケットエンタープライズがリユース事業で協定締結!「おいくら」と連結して循環型社会の実現へ
埼玉県小川町と、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げる株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区)は、2025年9月25日より、地域社会の課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携を開始した。
「おいくら」は、不要品を売りたい利用者が査定を依頼すると、全国の加盟リユースショップに一括で査定を依頼でき、買取価格を比較できるサービス。これまでに約155万人(2025年6月時点)が利用しており、一度の依頼でまとめて比較・売却できる手軽さが好評を得ている。希望すれば自宅への出張買取にも対応しており、大型品や重量のある不要品でも運び出しから引き取りまで対応可能だ。
また、同町で回収対象外となっている冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、再利用可能な場合は買取対象となり、最短で依頼当日に売却と引き渡しが完了するケースもある。町民の利用および町の費用負担は発生しない。
町では、排出されるごみのなかにリユース可能なものが含まれていることが課題となっており、解決策の導入を検討していた。一方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型ビジネスを展開するとともに、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動するなど、官民の垣根を越えたSDGsへの取り組みに注力してきた。
今後は、同社が運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を活用し、不要品を廃棄せず再利用につなげる仕組みを構築。廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。
同連携により、自治体の廃棄物処理量や処理コストの削減が期待されるとともに、「廃棄ではなくリユースする」という選択肢を町民が認識することで、二次流通のさらなる活性化や社会全体での不要品削減が見込まれる。