【茨城ロボッツ×五霞町】中学生と現役プロバスケットボール選手が交流し、県西地域で初めての実技指導を開催
茨城県猿島郡五霞町は2025年9月、茨城ロボッツ(茨城県水戸市)に所属するプロバスケットボール選手・久岡幸太郎選手を、五霞町B&G海洋センター体育館に招き、県西地域で初めてとなる実技指導を開催した。町内のバスケットボール経験を持つ中学生ら26人が参加し、プロ選手から直接指導を受ける場面が多数見られた。
イベント当日には、ウォーミングアップ、レッグスルー、ビハインドバック、ポケットドリブルなどのドリブル練習、パス練習を久岡選手と参加者がともに行い、実演を交えながら指導。久岡選手は参加者たちの動きを確認し、アドバイスをしてまわった。
久岡選手とペアになって練習した生徒は、「プロ選手を生で見るのは初めて。一緒に練習ができて、緊張したけど楽しかった」と話した。
シュート練習では、タッチするとランダムに色が変わるコーンを使用し、判断力や瞬発力を向上させる練習が取り入れられた。生徒たちは、初めて見る練習アイテムに少し戸惑いながらも練習を交わし合い、プロならではのスピードを見せる久岡選手の実演を目の前で楽しんだ。
イベント終盤には、遊び感覚でフリースロー練習ができる「ノックアウトシューティング」を行い、勝者には久岡選手からユニフォームが贈呈された。ユニフォームを受け取った生徒は、「今回をきっかけに茨城ロボッツを応援したい。会場に応援しに行きたい」と話した。
質問コーナーでは、「どうしてプロを目指そうと思ったのか?」「パスが上手になるコツは?」などの疑問が参加者から投げかけられ、久岡選手は自身の子どもの頃の話やプロチームでの経験談を交えて、分かりやすく丁寧に解説。イベント終了後、参加者全員にクリアファイルを手渡しでプレゼントした久岡選手の前には、サインや写真撮影を求める列ができた。
五霞町町長は「地域の方々がバスケットボールを通じて交流を深めることで、より一層活気あふれる町となることを期待しております。今後とも、茨城ロボッツと連携しながら、本町におけるスポーツ振興、特にバスケットボールの普及発展に、町を挙げて取り組んでまいります」とコメントした。