水戸葵陵高校とmonoDukiがデジタル人材育成に注力。「失敗」から学ぶ実践型プロジェクトを展開

 monoDuki合同会社(鹿児島県鹿児島市)は、水戸葵陵高等学校(茨城県水戸市)のDigital Xコースで、1・2年生計48人を対象としたデジタル人材育成プロジェクトの伴走支援を実施している。水戸市役所と連携し、XR技術を活用した企画立案やフィールドワークなどを実施。7月末のオープンキャンパスでは、生徒自らが制作成果を来校者に向けて発表した。

水戸葵陵高校とmonoDukiがデジタル人材育成に注力。「失敗」から学ぶ実践型プロジェクトを展開

取り組みは、2026年4月から2027年3月まで実施される予定。同校では、2年次の修学旅行先であるセブ島の文化や景観、体験をXR技術でデジタル空間に保存・再構築する構想を進めており、monoDukiが授業企画や実施、外部連携、成果発信などを支援している。

1学期は、機材の操作に加え、プロジェクトマネジメントの基礎や3D空間の企画立案などを学習した。4月に1・2年生合同で授業を開始し、5月には学年混合チームで理念や行動指針を策定。デジタルアーカイブ化する場所や目的をまとめた企画書を、水戸市役所観光課に提出した。6月には生徒自身が3Dスキャンを行う施設へ電話で撮影許可を取り、水戸市街地でスマホを使ったデータ収集に取り組んだ。

プロジェクトでは、計画通りに進まない経験を学びにつなげる「安全な失敗」も取り入れた。例えば、「事前にWeb上の情報をもとに計画を立てたものの、現地で対象物が大き過ぎてスキャンできなかった」という事態を経験することで、現場で得られる情報を踏まえて計画を修正するプロセスを学ぶ構成とした。

7月には、チームの行動指針に基づく振り返りに加え、匿名で互いの良かった点を伝える他者評価やワークシートによる自己評価を実施した。月末のオープンキャンパスでは、生徒が制作した3D空間を来校者に紹介し、VRゴーグルの装着や操作もサポートした。

2学期以降もmonoDukiは対面とオンラインを組み合わせた支援を継続し、生徒が自律的に活動できるよう授業を進める。学校側の担当教員とも授業後に振り返りを行い、次回の改善点を共有しながら、継続的な運用を図る。monoDukiはこのほかにも、教育機関や企業を対象に、AI・XRなどを活用したデジタル人材育成を支援し、DX推進につながる実践的な学習プログラムを提供している。

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