フェムト秒レーザー技術「HNP処理」が大賞受賞。第4回埼玉ニュービジネス大賞で6事業を表彰

 一般社団法人埼玉ニュービジネス協議会(埼玉県さいたま市中央区)は、2026年5月19日に「第4回埼玉ニュービジネス大賞」の表彰式をステラ・デル・アンジェロ(埼玉県さいたま市中央区)で開催。極めて短い時間(フェムト秒)だけ光を照射するレーザー「フェムト秒レーザー」による独自の表面処理技術「HNP処理」を開発した、精密冷間圧造金型メーカー、ニッシン・パーテクチュアル株式会社(埼玉県春日部市)の中村稔氏を大賞に選出した。表彰式では最終選考に進んだ6人がプレゼンテーションを行い、大賞、優秀賞、アイデア賞、特別賞が発表された。

フェムト秒レーザー技術「HNP処理」が大賞受賞。第4回埼玉ニュービジネス大賞で6事業を表彰

大賞を受賞した「HNP処理」は、精密冷間圧造金型メーカーとして1973年に創業したニッシン・パーテクチュアルが開発したフェムト秒レーザーによる表面テクスチャリング技術である。独自技術として特許も取得しており、製造現場の課題解決や金型技術の高度化を目指す取り組みとして評価された。

優秀賞には、ブルーリペア株式会社(埼玉県深谷市)の田邊洋平氏による「AIメンテ部長」が選ばれた。機械故障時の対応判断や修理依頼の課題に着目し、修理履歴と技術者情報を結び付ける「MachineID」を開発。工場停止リスクや修理コストの低減を目指す事業として評価された。

アイデア賞には、株式会社Growth Partners(埼玉県戸田市)のハサン奈帆氏による外国人材支援モデルが選出された。在留外国人支援の実績や海外7カ国との提携体制を活用し、採用から定着、地域社会への参画までを支援する「HR×TECH事業」を展開している。

特別賞は3件が受賞した。株式会社ママン(埼玉県ふじみ野市)の若松冬美氏による「放課後等デイサービス×音楽&アート療育」、株式会社weclip(埼玉県川越市)の大澤彰裕氏による「コエドスポーツ」、Bliss Life株式会社(埼玉県さいたま市南区)の古川曜氏による「めぐサポ」が選ばれた。

埼玉ニュービジネス大賞は、埼玉県内の個人や企業による独創的なビジネスプランを表彰・支援する目的で2022年度に創設された。第4回は34件の応募のなかから書類審査とプレゼン審査を経て6人が最終選考に進出し、新規性や地域社会への貢献性などを基準に審査が行われた。

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