茨城県水戸市の蕎麦店「与三郎庵」、事業承継に向け「あとつぎ公募」を開始
M&A・事業承継支援プラットフォーム「BATONZ」を運営する株式会社バトンズ(東京都中央区)は、茨城県水戸市で営業してきた蕎麦店「与三郎庵」を対象に、事業承継を目的とした「あとつぎ公募」を開始した。「与三郎庵」は、常陸秋そばを使用した十割蕎麦を提供する店舗として地域に定着した営業を続けてきたが、2025年12月末をもって休業している。

同店は1998年に開業し、当初は仕入れた蕎麦粉を用いて営業を行っていたものの、自家栽培へと取り組みを拡大。現在では提供する蕎麦の約8割に自家栽培の常陸秋そばを使用する体制を構築している。加えて、野菜などの食材についても自家生産品を取り入れ、地域資源を活用した店舗運営を継続してきた。
店舗建物は2007年に建て替えられており、トイレや空調設備、厨房機器なども更新されてきたことから、現状では大規模な改修を前提としない状態にある。営業時は最大7人体制で運営され、約500坪の敷地内には70台程度の駐車スペースを備え、観光バスを含む団体客の受け入れにも対応可能な環境が整えられている。
今回の公募は、来店者数の増加による運営負担の増大と、運営に関わる人員の高齢化が進んだことを背景として実施される。募集要件としては、後継者自身が新たに従業員体制を整備できることが前提とされ、休業前に勤務していた従業員の継続雇用は想定されていない。また、店舗建物は有償賃貸を基本とし、厨房設備や備品については有償譲渡または賃貸のいずれかを協議により決定する方針である。合わせて、水戸市および城里町で実施されてきた地域向けチャリティー活動を年1回程度継続することも条件とされており、既存の店舗資産や営業基盤を活用した事業承継案件として後継者募集が行われている。
BATONZは、M&Aおよび事業承継を支援する総合プラットフォームとして、専門家による支援体制とDXを組み合わせたサービスを提供。ユーザー数、案件数、成約件数において業界トップ水準の実績を有し、企業規模や業種を問わず多様な事業の承継を支援してきた。事業承継に関する情報提供からマッチング、成約に至るまでを一貫して支える仕組みを構築している点が特徴である。

