映画やドラマの聖地巡礼！足利スクランブルシティスタジオが一般公開イベントを11月9日に開催

　株式会社ギークピクチュアズ（東京都港区）は、同社が運営する実用サイズのスクランブル交差点オープンセット「足利スクランブルシティスタジオ」（栃木県足利市）において、2025年11月9日に一般公開イベントを開催すると発表した。入場は無料で、事前予約の必要もなく、誰でも参加できる形式となっている。

同スタジオは、延べ6,585㎡にわたり、道路のガム汚れや落書きといった細部まで忠実に再現された空間を特徴とする。都心から車で約1時間半という立地条件もあり、これまで数多くの映像制作に利用されてきた。今回の一般公開は、スタジオの特性を広く一般に紹介する場となる。地域の魅力発信や映像文化に触れる機会の一環として実施され、来場者が撮影環境を直接確認できる内容となっている。

2019年に建設されて以来、映画、ドラマ、ミュージックビデオ、TVCMなど多くの映像作品の舞台として利用されてきた同スタジオ。特に細部まで再現された交差点空間は、国内外のクリエイターから高い評価を受けている。2025年3月に実施された一般公開では、全国からファンが集まり、過去最多の約4,700人が来場した。会場内では、音楽やアニメ作品のファンによる聖地巡礼の姿や、家族や友人と訪れる来場者が見られ、SNS上でも「貴重な体験だった」「再現度に驚いた」などの声が数多く寄せられた。

今回で4回目となる一般公開では、普段立ち入ることのできない撮影現場を一般市民が直接体験できる機会を提供する。イベントは午前10時から午後16時まで開催され、スタジオ内での写真・動画撮影も可能。ただし一部立ち入り禁止エリアが設けられており、飲食物の持ち込みやペット同伴は禁止されている。また更衣室は設置されていないため、コスプレ来場を希望する場合は事前準備が必要となる。

前回の開催時には、早朝から来場者が列をなし、先着配布されたステッカーはわずか10分で終了するほどの盛況ぶりを見せた。