高崎高校×高崎商科大学、初のフィールドワークで地域連携を深化

 群馬県立高崎高等学校と高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部は2024年12月、群馬県富岡市にて、フィールドワーク調査を取り入れた探求授業を実施した。これは、両校が「連携協力事業に関する協定」を2024年8月20日に締結して以降、初めて学外で行った取り組みとなる。

高崎高校×高崎商科大学、初のフィールドワークで地域連携を深化

両校が締結した「連携協力事業に関する協定」は、両組織の連携及び協力の促進、将来を担う人材の育成、教育及び研究、社会貢献への寄与を趣旨としたもの。双方の有する施設・設備や人材の活用・交流を通して互いに連携し合い、高崎高校が推進する、「STEAM人材」の育成を促進させることを目的としている。なお「STEAM人材」とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4分野を総合的に学び、科学技術の発展に貢献できる人材を指す言葉だ。

これまでは、座学を中心とした出張授業や、地域の社会連携センター長を招いての個別ワークを行ってきたものの、12月に初となるフィールドワーク調査を実施。地域連携を積極的に行っている高崎商科大学が橋渡し役となり、より効果的な課外活動を実現した。参加した高崎高校の生徒たちは、同調査を通じて得た学びを生かし、現在取り組んでいる課題研究のアイデア創出に役立てていく予定になっている。

今後も両校は、企業などと連携した高度な探究学習や、社会実装への取り組み強化を推進していく。

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