アクセンチュアが群馬のIT企業クライムを買収!地元ICT産業の活性化を目指す
アクセンチュア株式会社(東京都港区)は、群馬県を中心にシステム開発やITインフラの保守・運用など幅広いサービスを提供する株式会社クライム(群馬県前橋市)の買収に合意したことを発表した。
アクセンチュアは、クライムが35年かけて培ってきた卓越かつ豊富なITに関する知識と経験を活かし、世界中の顧客に先進性と安定性を兼ね備えたテクノロジーサービスを提供する。
特に金融や行政機関のDXにおける課題解決に力を入れる予定で、クライムのノウハウが大きな助けとなるだろう。また、アクセンチュアの知見を取り入れることで、さらなる高度化と成長を目指し、地元ICT産業の活性化を目指している。
クライムは1989年に創業し、前橋を拠点に国内金融機関や製造業、通信事業者、行政機関などにサービスを提供してきた。今後はエンジニア約200名を含む約230名の社員が、アクセンチュアの一員となる。
アクセンチュアの江川昌史社長は、「日本には優れたエンジニアが多く存在し、クライムの先進的な取り組みは業界におけるモデルとなる」と述べ、地域経済の発展に貢献する意向を示した。
一方、クライムの金井修代表取締役は、「社員の幸福度最大化を経営理念とし、アクセンチュアの一員となることで成長の機会を提供し、地域のICT産業の底上げに貢献できる」とコメントを残している。