シルクの素晴らしさを富岡製糸場から世界へ 富岡シルクとKEITA MARUYAMAのコラボレーションスカーフ誕生

 一般社団法人富岡シルク推進機構(群馬県富岡市、以下富岡シルク)は、デザイナー丸山敬太氏とのコラボレーションスカーフの販売を開始した。

 丸山氏は今回のコラボレーションを引き受けた背景として、「シルクという素材が好きで、昔から着物を含めて日本のシルクに興味ありました。日本の絹産業の歴史的に価値ある場所として富岡製糸場があり、それが世界遺産として残っていることの素晴らしさ。今回、現存している富岡シルクという日本の素晴らしい絹をより多くの人たちに知ってもらいたいという思いで、このコラボレーションをお受けいたしました。」と語った。

 シルクという素材の美しさや蚕から作り出す手間暇とビジネスとして効率ばかりを追いかけるのではなく、自然から紡がれるものの良さ。明治時代という混沌とした時代の中で、現代的なビジョンを持って日本を支える産業が生まれた場所や機能美と建物。日本の歴史が変わったあの時代の匂い、そして現場に関わる人々に感動を覚えたそうで、製造からお客様の手に渡るまでの一連の工程の素晴らしさを、デザイナーとして後世に伝えていきたいという強い思いから、今回のコラボレーションスカーフの誕生に繋がった。

 富岡シルクは他のシルクと比較して、とても軽くてへたらない弾力と艶が圧倒的に異なり、細い番手て織り上げているのでプリントの発色がよく、美しさが際立つのが特徴的である。富岡シルクとKEITA MARUYAMAのコラボレーションスカーフは全2種類で、どちらもKEITA MARUYAMAが敬愛する富岡シルクの特徴を存分に活かした作りになっている。

 竹、さくらんぼ、そして実をついばみに来た鳥の姿など、華やかな生き物と合わせて日本の桜をモチーフとしながら、海外から見た桜をイメージし、KEITA MARUYAMAのアーカイブからピックアップして、配色を変えて今回新たにリデザインされたというボタニカルチェリー柄。襟元に巻いた時のシックに見えて、柄はユーモアがあるけど一見そうは見えない2面性が楽しめるデザインになっていて、富岡製糸場にあるいろんなアイコンをユーモアを込めて絵画タッチでモノトーンで仕上げ、富岡の思い出を持ち帰るような「お土産」がコンセプトのスーベニアオブ富岡柄。この商品は、世界遺産である富岡製糸場内の富岡シルクギャラリーおよび、富岡シルクのオンラインショップにて販売される。

【取り扱い店舗】
・富岡製糸場内富岡シルクギャラリー
住所:群馬県富岡市富岡1(富岡製糸場内)
URL:http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk/bland/detail/silk-gallery.html

・富岡シルクオンラインショップ
URL:tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/

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