狭山特別支援学校分校の手づくりパン販売会を奥富公民館で定期開催。地域交流と実践学習の場に

 埼玉県立狭山特別支援学校狭山清陵分校(埼玉県狭山市)では、生徒による手づくりパンの販売会を奥富公民館(埼玉県狭山市)で定期開催している。食品加工の授業で生徒が製造したパンを地域住民に販売する取り組みで、次回は6月11日に実施される予定だ。

狭山特別支援学校分校の手づくりパン販売会を奥富公民館で定期開催。地域交流と実践学習の場に

同校では、生徒の社会的自立と一般就労に向けたキャリア教育の一環としてパン製造などの職業学習を行っている。販売会は授業で身に付けた知識や技術を地域のなかで生かす機会となっている。

これまで、奥富公民館での販売は、2025年10月から2026年2月までに計7回実施。用意したパンが30分で完売する回もあり、地域住民から継続開催を望む声が多く寄せられたことから、2026年度も月1回の定期販売として実施する運びとなった。

6月11日の販売では、ごまチーズ、クランベリーショコラのほか、奥富地区産の米を使用した「おこめパウンドケーキ」を販売する予定だ。おこめパウンドケーキは2月の販売会で初披露され、購入できない来場者が出るほど好評だったという。

購入した商品はオリジナルの紙袋に入れて提供される。紙袋には狭山特別支援学校のマスコットキャラクター「茶娘(ちゃこ)ちゃん」が描かれ、周囲のイラストは狭山清陵分校の美術部員がデザインしている。

この取り組みは学社融合事業として進められており、学校教育、社会教育、地域が連携して生徒の成長を支援する。2026年度は学期ごとに計画的な実習を実施し、接客や金銭管理、来場者とのコミュニケーションなどを通じて実践的な経験を積み重ねていく。

販売会は奥富公民館1階ロビーで開催され、販売時間は13時から30分間。商品は1個または1袋100円で販売され、売り切れ次第終了となる。当日は生徒3人と教員2人が販売を担当する予定である。

狭山清陵分校は2023年4月に県立狭山清陵高等学校内に開校した高等部普通科の分校で、教科学習と職業学習を通じて一般就労に向けた教育を行っている。販売会は、生徒の学習成果を地域に発信するとともに、生徒と地域をつなぐ交流の場にもなっている。

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