佐野らーめんの後継者育成と移住支援を担う「佐野らーめん予備校」、第18期生の募集を開始

 株式会社佐野らーめん予備校(栃木県佐野市)は栃木県佐野市と連携し、佐野らーめん店の創業および事業承継と移住支援を一体で行う人材育成事業「佐野らーめん予備校」を実施。2026年1月23日より、第18期生の募集を開始した。本事業は、佐野市の地域資源である佐野らーめん文化の継承と、移住希望者が直面する就業課題の解消を同時に図る取り組みである。募集期間は、2月16日まで。研修費用は、24万9,800円(税込)、決定通知は2月下旬、3月中旬には研修を開始する予定となっている。

佐野らーめんの後継者育成と移住支援を担う「佐野らーめん予備校」、第18期生の募集を開始

同校は、これまでに13店舗の新規開業を実現し、19世帯39人の移住を支援してきた。研修修了者は独立開業に加え、後継者不足に直面する既存店舗への事業承継という形でも地域に定着しており、佐野らーめん店主や商工会議所、金融機関、不動産事業者などと連携した支援体制が構築されている。近年では、卒業生の店舗が全国規模のラーメンイベントにおいて最高位を獲得するなど、研修成果が対外的な実績として示されている。

第18期生の研修は、基礎研修、本格修行、開業サポートの3段階で構成される。基礎研修では、佐野らーめんの調理工程を中心に、青竹打ち製法を含む麺づくり、スープや具材の扱い、盛り付け手法などの実技を学ぶほか、佐野市および佐野らーめんの歴史や文化、店舗コンセプト設計、メニュー構成に関する講義を行う。合わせて、食品衛生責任者や営業許可に関する知識、税務・保険手続き、事業計画書作成、原価計算、販促手法、接客および人材育成までを体系的に習得する内容となっている。

本格修行では、独立開業希望者と事業承継希望者に応じて研修先を設定し、実店舗において調理および店舗運営の実務を経験する。修行期間中は習熟状況に応じた個別カウンセリングが実施され、必要な各種申請手続きの支援も行われる。最終段階となる開業サポートでは、独立または承継に向けた準備として、資金計画や補助金申請、商品調整などを支援する体制が取られている。

さらに、研修期間中および修了後には、住宅紹介や子育て関連手続きなどを含む移住サポートが提供され、生活基盤整備と事業準備を同時に進める仕組みが整えられている。同社は今後も、佐野市の地域経済を支える担い手の育成を継続していく方針である。

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