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空き家再生による和庭付き宿泊施設「日光和庭の家 寧々」が開業!日光エリアでインバウンド対応型民泊を展開

 株式会社咲楽とらすと(栃木県日光市)は、地域に所在する空き家を活用した宿泊施設「日光和庭の家 寧々」を開業した。本施設は、築44年の古民家を改修した一棟貸しの民泊施設であり、日本庭園と伝統建築の意匠を保持しながら、インバウンドを含む多様な宿泊需要に対応する運営体制を構築している。全国的に増加する空き家問題の解決を目指し、既存建物を解体せずに再生する手法を採用。地域に残る建築ストックを観光分野で活用することを目的としている。

空き家再生による和庭付き宿泊施設「日光和庭の家 寧々」が開業!日光エリアでインバウンド対応型民泊を展開

建物外観および敷地内には、従来から残る和庭を生かした庭園空間を整備し、四季の移ろいを反映した景観を形成している。住宅として使用されていた時代の構造や配置を踏まえ、庭と建物が一体となる空間構成を維持した点も特徴だ。施設内部には、組子細工や雪見障子、信楽焼の浴槽など、日本の住文化を象徴する意匠を随所に取り入れ、素材本来の質感を生かした内装設計とした。

また、日光地域の気候特性を考慮し、寒冷期の滞在を想定した断熱対策や複数の暖房機器を導入することで、年間を通じて宿泊可能な環境を整備している。宿泊形態は一棟貸しとし、最大12人まで対応する構成とした。食事提供を行わないプランを採用することで、滞在中の過ごし方を利用者自身が選択できる運営方式としている。

設備面では、海外からの旅行者や、少人数、家族、グループ利用までを想定。文化や生活様式の異なるゲストにも対応できるよう配慮した空間設計とし、長期滞在や複数人での宿泊にも適した構成としている。

日光エリアは、世界遺産「日光の社寺」をはじめとする歴史資源や、湖沼・山岳地帯といった自然環境が集積する地域である。同社は本施設の運営を通じ、空き家所有者や地域関係者との連携を進め、遊休資産の再生と観光分野での活用を両立させるモデルの構築を図っている。今後は、同様の空き家再生事業を段階的に展開し、地域全体における宿泊環境の多様化と、持続的な地域活性化への取り組みを進めるとしている。

合わせて、本施設は住宅地に立地する特性を踏まえ、周辺環境への配慮を前提とした運営を行う方針としている。地域の日常空間に溶け込む宿泊施設として、既存の街並みとの調和を重視した活用を進めていく。

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