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群馬県前橋市の官民共創スペース「NETSUGEN」と東京都豊島区のスタートアップ支援企業が提携し相互利用を開始

 NUWORKS株式会社(東京都豊島区)は2025年11月、群馬県庁32階に設置された官民共創スペース「NETSUGEN(群馬県前橋市)」との提携を開始する。これにより、両施設のコワーキングスペース会員が追加料金なしで互いの拠点を利用できるようになり、合同セミナーやイベントの開催が可能に。さらに会員が直面する課題に対して共同で解決策を提示・実行する取り組みが進められる構想となっている。

群馬県前橋市の官民共創スペース「NETSUGEN」と東京都豊島区のスタートアップ支援企業が提携し相互利用を開始

NUWORKSは「働き方をアップデートする」を掲げ、営業フリーランスやスタートアップを支援するプラットフォームを運営。案件の紹介や営業代行に加えて、独自に構築した営業価値算定システムを用いて、パフォーマンスを数値化する仕組みを展開してきた。同社は東京・秋葉原、大阪・心斎橋、福岡・小倉に営業支援機能付きのシェアオフィスを設置しており、累計3,000人を超える登録プレイヤーが利用している。このように、法人登記や営業支援を一体化した環境を整えることで、地域と都市をつなぐ“仕事付きオフィス”として運営してきた経緯がある。

一方、NETSUGENは多様な人材が集まり、官民共創を通じて地域課題の解決や新たなビジネスの創出を目指す拠点として設置されている。今回、都内の施設との提携は初の取り組み。両者の会員が自由に行き来できるようになることで、利用環境の幅が拡大し、合同セミナーやイベント、交流会などの共同開催が予定されている。さらに、法人・個人問わず各会員が協力しながら具体的なソリューションを提案し、実行につながるのを期待されている。

また、働き方の多様化が進むなかでシェアオフィスやコワーキングスペースの需要が高まっている。保証金や内装工事費が不要で、契約後すぐに利用できる点は初期コストを抑えたい事業者にも適しているとされる。加えて、フリーランスやスタートアップなど異なる業種の利用者が集まることで交流が生まれやすく、分散オフィスや短期プロジェクト拠点としても柔軟に活用できる点が特徴である。NUWORKSは、今回の提携を機に各地域の拠点との連携を広げ、共創を軸とした環境整備を進める姿勢を示している。

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