【長野県小谷村・群馬県片品村が連携】みずばしょうで繋がるキャンペーンを開始
長野県小谷村と群馬県片品村は、2025年6月1日から共同で「みずばしょうで繋がるキャンペーン」を開始した。
同企画は、ミズバショウをきっかけに観光連携協定を結んだ両村が連携し、それぞれの地域資源を活かした観光振興を行っていくもの。参加者はスマートフォンに専用アプリをインストールし、小谷村および片品村に設置されたスタンプスポットを巡ってスタンプを集める。スタンプの数に応じて、地域の特産品などが当たる抽選に応募できる仕組みとなっており、誰でも無料で簡単に参加できる。
なお、小谷村の栂池自然園では6月7日、このキャンペーンと合わせて今季の開園を迎える。同園は標高約1,900mに位置し、日本有数の高層湿原として知られる観光地だ。6月中旬にはミズバショウやシラネアオイ、7月からはニッコウキスゲやワタスゲが湿原を彩り、10月には紅葉が見頃を迎える。開園初日には、園内の安全と自然環境の保全を祈る神事が執り行われる開園祭を予定。今年は例年より降雪量が多く、園内には残雪が広く残っているため、雪解けの中で芽吹く植物との対比が印象的な風景を作り出している。スタンプ設置箇所は、栂池自然園ビジターセンターをはじめ、牛方宿、JR南小谷駅、道の駅おたり、姫川温泉瘡の湯などである。
一方、片品村においても、道の駅尾瀬かたしな、花咲の湯、丸沼高原、丸沼温泉湖畔、尾瀬ぷらり館などにスタンプスポットを設置。片品村ならではの自然や温泉を巡りながら、観光とスタンプラリーを同時に楽しめる内容となっている。スタンプを2個以上集めると「エントリー賞」に応募でき、一方の村のスタンプをすべて集めることで「おたり賞」または「かたしな賞」に応募可能となる。さらに全スポットを制覇した参加者には、両村のオリジナルグッズが進呈され、抽選でホテル招待券が当たる「コンプリート賞」も用意されている。
また、小谷村では6月21日から29日まで「水ばしょうウィーク」を開催。期間中は山菜汁の振る舞い、ポストカード配布、アルプホルンの演奏、ハーブティー提供など、平日を含めた多彩な催しが企画されており、来訪者に初夏の自然を五感で味わう機会を提供する内容となっている。