那須・鹿の湯で「古民家民宿街・再生プロジェクト」が始動!宇都宮大学や京都老舗茶舗との連携を開始
那須地域で温泉や民宿を運営する有限会社松葉(栃木県那須町)と那須平和台管理株式会社(東京都大田区)は、宇都宮大学および京都の老舗茶舗と連携し、那須町の鹿の湯エリアにおいて「古民家民宿街・再生プロジェクト」を始動した。

同プロジェクトは、那須最古の源泉である鹿の湯周辺の約1,500坪の敷地を高級民宿街として再構築し、エリア全体の価値向上を図るもの。「世界に誇れる温泉民宿村」として次世代型温泉文化拠点の形成を目指す。
プロジェクトでは、敷地内に古民家の美学を生かしつつ、現代的な快適性を備えた高級民宿5棟を新設。鹿の湯に最も近いエリアには、京都の老舗茶舗が監修する抹茶カフェを開設する。さらに、5棟の宿泊者専用の源泉かけ流し温泉棟「松の湯」を新設し、鹿の湯源泉の魅力を生かした体験を提供する。
景観デザインや動線計画、ブランディングなどは、宇都宮大学・地域創生科学部を中心とした教員や学生が担当する。プロジェクト全体を観光まちづくりの実証フィールドとし、学生による市場調査やデータ分析、インターンシップなども実施する予定。さらに「移住経営者制度」として若手起業家、料理人、文化人、Uターン希望者などを全国から公募し、京都の茶文化研修や宇都宮大学によるマーケティング支援などを行うとしている。
高付加価値を求める宿泊層の獲得による地域内消費の増大や雇用創出のほか、移住経営者の定住により、人口・コミュニティの維持にもつなげたい考えだ。
同社は、那須・鹿の湯の伝統、京都老舗茶舗の茶文化、宇都宮大学のデザインが融合することで、唯一無二のブランドを形成しながら、温泉街の新しいあり方を提示し、オーバーツーリズムに陥らない「質の高い滞在型観光」のモデルケースを全国へ発信していく方針。今後、1年目は基本設計や経営者公募、民泊やカフェの着工を進め、2年目の夏にグランドオープンを目指す。

