群馬県 桐生市・みどり市の広域避難訓練でAI活用の「避難所運営DX」を実証
AI技術を使って混雑状況を見える化し、人の流れに関する課題解決を支援するプラットフォームを提供する株式会社バカン(東京都中央区)は、群馬県桐生市・みどり市および一般社団法人桐生青年会議所が共同開催した広域避難訓練において、避難所開設情報配信サービス「VACAN Maps」と「避難者マネジメントシステム」を提供した。

本訓練は、事前に避難先を知らせない「ブラインド型」で行われ、同サービスを活用する広域避難訓練としては、初の取り組みとなった。当日参加した約120人は、スマートフォンなどから「VACAN Maps」にアクセスし、避難所の場所や混雑状況を確認。その情報をもとに自ら避難先を選び、実際の災害を想定した行動を体験した。
避難所に到着した際には、二次元コードを読み取ってWebフォームに入力する方法と、LINE公式アカウント「VACAN防災」を使った方法の2通りでデジタルチェックインを実施。これにより市職員は、PC上で避難者の状況をリアルタイムに把握することができ、避難所運営のDX化を実証した。なお、避難方法の実施は桐生市・みどり市内でも初の取り組みとなる。訓練後のアンケートでも、参加した80%が本システムを肯定的に評価。避難所運営におけるDXの有効性が確認された。
近年、自然災害の頻発により、避難時の混雑回避や円滑な避難誘導の重要性が高まっている。そんななか、株式会社バカンは、混雑状況の可視化にとどまらず、マイナンバーカードを活用した入退所管理や避難者名簿の作成、物資需要の予測・管理、外部システムとの連携など、機能・サービスの拡充を進めている。平時の公共施設予約や観光・イベント情報配信にも活用可能な「フェーズフリー」な基盤として発展させ、自治体と連携しながら、安全でスムーズな避難体制の機能開発を推進したいとしている。

