【茨城県つくば市】交通・観光・小売を一体利用できる!スマートフォンアプリ「つくチケ」を活用した次世代型MaaS実証が開始
関東鉄道株式会社(茨城県土浦市)、首都圏新都市鉄道株式会社(東京都千代田区)、一般社団法人つくば観光コンベンション協会(茨城県つくば市)、筑波観光鉄道株式会社(茨城県つくば市)、株式会社JTB(東京都品川区)、株式会社日立製作所(東京都千代田区)は2025年12月1日、茨城県つくば市で、スマートフォンアプリ「つくチケ」を活用したMaaSの実証を開始する。

同アプリは、鉄道・バス・シェアサイクルなどの交通手段と、観光・小売・飲食などのサービスをアプリひとつで利用できるサービス。つくば市を訪れる観光客は事前のチケット購入が不要となり、当日の天候や予定に応じて旅程を自由に変更できる。また市内住民は日常利用するサービスで割引を受けられるため、利便性が見込まれる。割引率は、市内居住者は1カ月、市外居住者は1週間の利用実績に基づいて決定され、決済は設定期間の終了後に登録済みクレジットカードを通じて行われる。
参加対象はiOS端末を利用できる人で、アプリをダウンロードした上で、公共交通利用時にはアプリ画面の提示、観光・小売・飲食利用時には専用コードの読み取りにより利用金額を登録する形式。対象となる公共交通は、首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレス(秋葉原駅、北千住駅、みどりの駅、万博記念公園駅、研究学園駅、つくば駅を発着とする経路)、関東鉄道の筑波山シャトルバス、筑波大学循環、つくばセンター発着の一部路線、つくバス北部シャトル、つくば市のレンタサイクル、筑波観光鉄道の筑波山周辺のケーブルカーおよびロープウェイが含まれる。観光・小売・飲食サービスの対象は、つくば駅周辺および筑波山周辺の複数の施設・店舗で構成される。
なお、同実証では、つくば市、筑波大学、つくばスマートシティ協議会、関東鉄道、今川商事で構成される「つくばハンズフリーチケッティング共同事業体」からの委託事業として実施されており、同事業体は国土交通省の「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されている。実証期間は12月1日から2026年1月31日の2カ月間。なお、2025年12月27日から2026年1月4日は対象外期間となる。

