【伝統を次世代へ】東武トップツアーズと前日光醸造所、「抜穂祭と新米餅つき体験 in 鹿沼」を開催決定

 2025年10月25日、東武トップツアーズ株式会社(東京都墨田区)と、廃校となった小学校をリノベーションして酒造りを行う前日光醸造所(栃木県鹿沼市)が共同で「抜穂祭と新米餅つき体験 in 鹿沼」を開催する。

【伝統を次世代へ】東武トップツアーズと前日光醸造所、「抜穂祭と新米餅つき体験 in 鹿沼」を開催決定

同イベントは、地域資源の活用を目的に、「伝統と技術を継承する」持続可能な観光地づくりの一環として実施される。6月に実施された通年型酒造り体験プログラム第1弾「田植祭と自家製味噌づくり in 鹿沼」では、伊勢神宮から分けられた「イセヒカリ」入りの田植祭への参加と、味噌づくりを体験するイベントを実施した。

続く今回の第2弾企画では、親子で参加できる収穫祭と米ぬか団子体験として、第1弾で植えた稲の収穫と、お酒の精製過程で生まれる米ぬかを活用したお団子の試食を行う。

収穫儀式は、無事に収穫を迎えられたことや、自然の恵みへの感謝を神に伝える意味があり、親子での参加を通じて、農業の大切さや自然とのつながりを感じる機会となる。

また、前日光醸造所では、お酒造りの精米過程で生まれた米ぬかを上新粉として再利用し、あんこやきな粉、醸造所開発のいちごソースで味わう団子を提供する。米ぬかの可能性や食の大切さについて理解を深められる機会につなげることを目指している。

同イベントは、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「伝統的な酒造り」を通年で体験できるプログラムであり、2026年1月には第3弾「オリジナル酒造り体験」の開催も予定されている。

東武トップツアーズは今後も、地元事業者との連携を通じて観光コンテンツを組み合わせ、地域資源を観光資源としてさらなる成長へとつなげ、「伝統と技術を継承する」持続可能な観光地づくりに取り組む方針である。

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