茨城県、新ブランドコンセプト「IBARAKI is Blossoming」を発表!「薬屋のひとりごと」との初コラボで観光プロモーションを展開
茨城県は、観光誘致事業「いばらきネクストツーリズム推進事業」の一環として、新たな観光ブランドコンセプト「IBARAKI is Blossoming」を発表した。これに伴い、人気TVアニメ「薬屋のひとりごと」と初の都道府県コラボレーションを実施し、2025年8月1日に観光特設Webサイトを公開した。
同県では2024年度まで3年間にわたり、観光資源の発掘や集中的なプロモーションを行う「茨城デスティネーションキャンペーン」を展開。今年度はその成果を基盤に、観光コンテンツの差別化とブランドイメージ向上による誘客促進を目的とした新事業を開始した。「IBARAKI is Blossoming」は、花畑、食、文化、アクティビティなど多彩な魅力を“自分だけの花束”に例え、訪れる人が自由に組み合わせて楽しめるという茨城の魅力を表現している。
コラボレーション相手となる「薬屋のひとりごと」は、花を象徴的に描く場面や華やかな世界観で国内外から高い評価を受けており、同コンセプトと親和性が高い。特設Webサイトでは、同作とのコラボビジュアルやスペシャルムービーを公開。物語の主人公・猫猫と壬氏が茨城の魅力を探るオリジナルストーリーをアニメーション化し、県内を巡る旅の様子を描く。
また、サイト内では第1弾コンテンツとして、県内でしか体験できない4つの企画を紹介。石岡市「いばらきフラワーパーク」でのローズファーム宿泊体験、ひたちなか市「国営ひたち海浜公園」でのコキア観賞ツアー、笠間市での陶芸作家Keicondoとのアート滞在型トリップ、結城市での結城紬を用いたまちなか特別体験などを展開し、今後も追加予定である。
さらに今秋には、同作品とのコラボ観光周遊キャンペーンを実施予定。県内観光スポットを巡るスタンプラリー形式で、猫猫コースと壬氏コースの各5スポットを巡ると限定アクリルカードが手に入る仕組みだ。全12種類のオリジナルスタンプは描きおろしSDキャラクター仕様となっており、観光と作品世界を同時に楽しめる企画となる。
県は、この新ブランドコンセプトとコラボ施策を通じて、国内外からの誘客拡大と観光ブランド力の向上を図る考えである。