期限切れ缶詰を100円で買取!リサイクルショップがSDGsの一環として食品ロス削減を推進

 株式会社東洋(埼玉県桶川市)は、2025年8月1日~31日までの期間、同社が埼玉県内で展開するリサイクルショップ「エブリデイゴールドラッシュ」全8店舗にて、賞味・消費期限が迫っている、または過ぎた缶詰を1個あたり100円で買い取る特別企画を実施する。対象は、お中元として贈られたものの未使用になっている缶詰で、状態が良好かつ未開封であれば、メーカーや種類を問わず買取の対象となる。

期限切れ缶詰を100円で買取!リサイクルショップがSDGsの一環として食品ロス削減を推進

同取り組みは、持続可能な社会の実現を目指すSDGsの趣旨に沿ったものであり、廃棄される可能性のある食品を有効活用することで、食品ロスの削減を図ることを目的としている。集められた缶詰は、賞味期限の残存期間に応じて仕分けされる。具体的には、半年以上の猶予があるものは「子供食堂ネットワーク」へと寄付され、地域の子どもたちの食支援に役立てられる。一方、期限が迫っている、または既に切れているものについては、同社が運営するクレーンゲーム「もったいないキャッチャー」の景品として再利用される。

「もったいないキャッチャー」は、賞味期限が近いながらも安全に摂取可能な食品をゲームの景品とするユニークな取り組み。店舗内で提供されている各景品には期限表示がなされているため、利用者は内容を確認した上でプレイできる仕組みとなっている。

なお、エブリデイゴールドラッシュは、東洋が埼玉県内に展開するリユース専門店。ジュエリーや貴金属、ブランド品などの買取を中心に事業を展開している。同店では「想い出査定」と呼ばれる独自の査定方法を取り入れており、品物にまつわるエピソードを加味した査定額の提示が特徴となっている。また、地域密着型の営業を基盤とし、地元住民との信頼関係を築きながらサービスを展開してきた。

缶詰の再活用を通じて、限られた資源を無駄なく生かす取り組みは、リユース業界における社会貢献の一事例として展開されている。今後も同社は、循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えである。

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