茨城県の伝統と革新が融合したギフトセット「GROUNDSTAR+音彩酒」をクラウドファンディングにて先行販売開始

 翻訳・文化コンサルティングを手がけるde nuance(東京都千代田区)は、茨城県の伝統工芸、酒造り、音楽、アートが融合した体験型ギフトセット「GROUNDSTAR+(グランドスタープラス)×音彩酒」の先行販売を、2025年7月6日よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にて開始した。

茨城県の伝統と革新が融合したギフトセット「GROUNDSTAR+音彩酒」をクラウドファンディングにて先行販売開始

同プロジェクトは、「地域を活かす」をテーマに茨城県に焦点を当て、伝統と現代の技術を融合させた新しいものづくりに取り組むものだ。

同セットの中心となるのは、老舗・吉久保酒造(茨城県水戸市)による限定日本酒「音彩酒 Rimore(リモア)」である。杜氏の手仕事に加え、イタリア人ピアニスト・アルベルト・ピッツォ氏の楽曲をフランス製スピーカーで酒に聴かせながら発酵させるという、独自の醸造法を採用している。

また、パッケージには地元産の八溝杉の間伐材を用いた刀箱が使われ、組み木の技術によって丁寧に仕上げられている。刀箱の蓋の内側に、笠間市の伝統工芸である笠間焼の平盃が収納できる設計となっており、特注色のトルコブルーが酒と調和する美を演出している。平盃は日本有数の陶芸窯元・向山窯が制作し、全てが手作業で仕上げられている。

デザイン面では、ラベルと風呂敷にグラフィックデザイナー野津萌氏の作品が用いられており、音楽の世界観を視覚的に表現している。さらに、風呂敷や刀箱は使用後もラッピングやインテリアとして再利用が可能で、“再生型アートプロダクト”としての価値も備えている。

Makuakeでの販売では、フルセットをはじめ、単品やミニギフトセット、酒蔵見学付きプランなど多彩なリターンを展開。売上の一部は「国産材を使った木造住宅を守る会」へ寄付され、地域と環境を支える取り組みにもつながっている。

「GROUNDSTAR+」は、de nuanceが展開するアートと文化の融合プロジェクトであり、今回が第2弾となる。今後は“歌声を聴かせて醸す酒”をテーマにした第3弾も予定。完成披露は2025年10月となっている。

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