【CGアニメーションで群馬から世界へ】株式会社ゲンズ、オリジナルアニメーションを配信開始

　株式会社ゲンズ（群馬県高崎市）は完全オリジナルアニメーション「DAWN STORY」仮想グンマ編を動画配信サイトYou Tubeで11月16日より配信を開始した。全５チャプターからなる物語は随時配信予定だ。

同社はホームページ作成やシステム開発、CG事業をしており、人気オンラインゲーム「フォートナイト」では高崎市、群馬八幡市の展開や、伊香保温泉、尾瀬のメタバース化など地域のデジタルコンテンツを手がけている。

「DAWN STORY」では、声優、３Dデータの作成、アニメーション、音楽といった多岐にわたる分野で活躍するクリエイターが集結。これまで声優の経験がない新人も採用し、挑戦と成長をテーマに掲げている。また、分野の垣根を越えてのコラボレーションで、全員が大きなプロジェクトの一部となり、一緒に世界を目指すという。

さらに作品制作だけにとどまらず、作品内のキャラクター（ネコダルマ）は群馬県のイベントや海外の飲食店のイメージキャラクターとして起用されている。

今回のプロジェクトを通じクラウドファンディングで目標の188％を達成し、すでに多くのファンと協力者を獲得。作品だけでなく製作チームそのものをコンテンツ化し、ファンや協力・支援企業とのコミュニケーションを図るとしている。また、本作品のために制作したデータをオープン化し、クリエイター人口の増加とスキルアップを促進するなど次世代のクリエイターの育成を目指す。

本作品の舞台となる”メタグンマ帝国”では実在する群馬県の各エリアをデジタル再現。「グンマー帝国」とネタにされていたのを逆手に、群馬県民にはおなじみのあるあるやアイテムも登場。特にメタグンマ帝国最大の防御システムは群馬県庁をモチーフとした帝国タワーが変形し、侵略者を撃退する圧巻な演出がされているというから注目だ。