茨城県鹿嶋市で整備中のグランピング施設、「KASHIMA FANZONE ‘No.12’」に名称決定!
茨城県鹿嶋市に新たに誕生する体験型宿泊施設のコンセプトと名称が発表された。施設名称は「KASHIMA FANZONE ‘No.12’」、コンセプトは「好きを泊まりたい場所に」。
鹿島アントラーズのホームタウンである鹿嶋市において、ツキヒホールディングス株式会社(東京都渋谷区)と株式会社KX(茨城県鹿嶋市)が連携し、「地方創生」「スポーツ」「リカバリー」をテーマにしたグランピング施設の建設が進められている。
同プロジェクトは、地域内外の事業者や専門家との協力のもと、鹿嶋市の魅力を最大限に引き出す新しい体験型の宿泊施設を目指している。施設は2024年末の竣工、2025年1月からのプレオープンを予定、正式なオープンは次シーズンのJリーグ開幕に合わせる予定だ。
「好きを泊まりたい場所に」のコンセプトを基に、鹿嶋市ならではの体験価値を提供することにある。鹿嶋市はサッカーの街としての歴史と熱量を誇り、同プロジェクトもその熱意を基盤とする。従来のグランピング施設の枠にとどまらず、スポーツファンや地域住民、観光客が一体となって楽しめる場所を目指し、多様なイベントやカルチャーの提供を計画している。
「FANZONE」とは、もともとスポーツイベントの観客交流やパブリックビューイングの場として設けられてきた施設である。サッカーワールドカップやオリンピックでも採用されており、会場に入れない観客が競技を楽しみ、ファン同士が互いの健闘を称え合う場として機能する。このFANZONEを常設型で日本に導入するのは初の試みであり、同施設ではサッカーに限らず、音楽、アート、地域イベントなど様々なテーマで年間を通じて運営される予定である。
施設の名称は、サッカーファンにとって「12番目の選手」とされるサポーターへのリスペクトを示している。鹿嶋市の熱狂的なサポーター文化と地域の活力を象徴する数字「12」に敬意を表し、この熱量が地域内外に広がっていくことを願って名付けられた。
施設は試合時だけでなく、年間を通じて様々なイベントや活動を通じて訪れる人々に新しい体験を提供することを目指しており、鹿嶋市の新たな観光・文化の拠点としての役割を果たす見込みである。