【つくば市】カーボンクライオキャプチャーが濵田酒造と鹿児島大と連携し、焼酎製造由来のCO2を原料にしたドライアイス製造に成功 !
株式会社カーボンクライオキャプチャー(茨城県つくば市)は6月25日、濵田酒造株式会社(鹿児島県いちき串木野市)、国立大学法人鹿児島大学と共同で、焼酎製造の発酵工程で発生したCO2を原料とするドライアイスの製造に成功したと発表した。

CO2を原料とするドライアイスは、国内でも年間約30万t生産され、食品、物流、医療、研究など幅広い分野で利用されている。しかしその一方、原料となるCO2の供給設備の老朽化や生産体制の縮小などを背景に、国内での安定供給が課題となっている。
また2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、 CO2の回収・削減に対する関心が高まる一方、回収した CO2を継続的かつ経済合理性のある形で利活用できている事例は、まだ限定的だ。
こうしたなか、3者は、焼酎製造の発酵工程で発生する植物由来の高濃度CO2に着目。カーボンクライオキャプチャー創業メンバーが、国立研究開発法人物質・材料研究機構NIMSにおいて開発した「PDMS系 CO2吸収材」を活用した技術を用いてCO2を効率的に回収し、濵田酒造が実証フィールドとCO2の供給、鹿児島大学が発酵プロセスなどに関する技術的助言と地域連携支援を担った。
これまで十分に活用されてこなかったCO2を回収するだけでなく、地域で利用される製品へと転換し、地域内で循環利用する新たなモデルの構築を目指す取り組みだ。
今後は3者協力により、年間200t規模のドライアイス製造を目指すとともに、2026年夏頃の地域販売開始を目標に品質評価および経済性の検証を行い、準備を進める予定。本プロジェクトで得られた知見をもとに、高濃度CO2を排出するさまざまな産業分野への技術展開も視野に入れている。

