水戸の梅まつりで、ライトアップイベント「偕楽園 UME The Lights 2026」が開催中
茨城県水戸市で開催中の「第130回記念 水戸の梅まつり」で、夜のライトアップイベント「偕楽園 UME The Lights 2026」が2026年2月13日から実施されている。昨年好評だった本イベントは、開催日数を増やすとともに内容も拡充。梅林や竹林での幻想的な光の演出が来場者を迎えている。

イベントのコンセプトは偕楽園の創設者・徳川斉昭公氏が意図した「陰と陽の世界観」を、現代のライティング技術の演出により再解釈すること。単なるライトアップとは一線を画す、歴史と現代が交差する光の文化体験が楽しめる。
偕楽園の「陰」の世界を象徴する「竹林エリア」では、人工ミストによる雲海が広がり、新たに「うたかげの竹林」を展開。「明倫歌集(めいりんかしゅう)」に収められた梅の花を題材にした和歌がプロジェクションマッピングで浮かび上がる構成となっている。エリアの一角には、偕楽園好文亭内の茶室「何陋庵(かろうあん)」をイメージした光の茶室「うたかげ亭」も登場している。
また、偕楽園の「陽」の世界を象徴する「梅林エリア」では、斉昭公の正室・吉子女王が宮家出身であることに着想を得て、宮廷文化における配色の美学「重ね色目」を光で再現。蕾の赤と花びらの白の重なりを表す「梅重ね」や「紅梅の匂い」など、上品で華やかなグラデーションが梅を照らし、吉子女王ゆかりの宮廷の美意識を表現している。
さらにJR東日本水戸支社が展開するアニメ「刀剣乱舞-花丸-」とのタイアップ企画に合わせた特別演出も実施し、刀剣男士をイメージする光が静かに道を照らしているのもポイント。アニメから厳選した楽曲を和の響きと融合させたBGMに乗せ、撮り下ろしボイスが聴ける企画も楽しむことができる。
フードエリアでは、梅や常陸牛を包んだ「本格中華まん」、茨城の地酒や、日本一に輝いた梅酒の飲み比べ、「ほしいもポタージュ」など、地域の魅力を楽しめるグルメを提供。光るスパークリング梅酒「UME酒Lights」など、ライトアップイベントならではのメニューも登場している。
開催は3月15日までの金・土・日・祝日限定(計16日間)。早春の夜、歴史ある庭園が光で彩られる特別な体験を楽しめそうだ。

