小さな手で大きな学びを体験しよう!ふじみ野市で20年以上続く「親子木工教室」が今夏も開催
近藤建設株式会社(埼玉県ふじみ野市)が支援する職人団体「ものづくりくらぶ」による恒例のイベント「親子木工教室」が、2025年7月26日に開催される。今年で22回目を迎える同イベントは、地域の親子連れに人気を博しており、今年も例年通り140組分の事前予約が受付開始15分で満員となる盛況ぶりを見せた。
同イベントは、親子で木工に取り組みながら、日本のものづくり文化に触れることを目的に2000年からスタートしたイベント。開催当初は大人向けの木工教室として始まり、やがて「子どもたちにも体験の機会を」という地域の声を受けて、現在の形式へと進化してきた。
イベントでは近藤建設株式会社の住宅建設時に使われる端材を活用し、小学1年生から6年生までの参加者が難易度別に4種の作品(キースタンド、宝箱、本棚、ミニデスク)からひとつを選んで製作を行う。指導には、同社の大工育成施設「テクニカルセンター」で育った若手大工はもちろん、ベテラン職人も携わり、子どもたちに直接技術を伝える機会をつくっている。
同イベントの目的は、単に木工作品をつくることにとどまらない。親子のコミュニケーション促進や、ものづくりの喜びを実感できる体験の提供も重要な要素だ。加えて、SDGsへの取り組みの一環として、木材の有効活用や地域教育への貢献にもつなげている。地元ふじみ野市教育委員会の後援を受け、地域との連携を強化しながら継続されてきた本取り組みは、持続可能な地域社会づくりと建設業界の人材育成にも資する内容となっている。
当日は午前と午後の2部構成で、ふじみ野市立上野台体育館にて開催される予定。見学や取材の希望については主催者まで個別に問い合わせる形式となっており、地域の取り組みに対する報道関係者の関心も集まっている。
同社は今後も、地域貢献活動の一環として同イベントを継続的に実施していく構えだ。