群馬県みどり市が法人向け生成AI「Crew」を活用して全庁DXを実現！問い合わせ対応や内部コミュニケーションを効率化

群馬県みどり市は、業務効率の向上を目的に株式会社クラフター（東京都港区）が提供している、社内資料参照の法人向け生成AI「Crew（クルー）」を全庁で利用することを発表した。

Crewは、企業・行政がChatGPTをビジネスで安全に利用するプラットフォーム。「センシティブ情報の検出」「従業員の権限管理」「社内文書に基づく会話支援」など、業務効率化へ向けたサポートを実現できることが特徴だ。

具体的な活用例としては以下の通りである。

・個人情報の保護とフィルタリング
チャット内の個人情報の自動検出して非表示にする機能を装備。
NGワードをカスタマイズして、企業独自の秘密情報保護も可能。

・従業員の権限管理
従業員の企業メールアドレスでユーザー登録し、管理者は詳細な権限設定が可能。
システム知識がない人でも情報管理が容易になる。

・書類を基にした会話機能
説明書類や手順書などをアップロードし、その内容に基づいた会話が可能。
新入社員や異動者の教育時にも利用できる。

・100種類以上のプロンプトテンプレート
生成AIに不慣れな方でも2クリックで業務に活用できるプロンプトが100種類以上標準装備。
テンプレート未使用時の質問よりも回答精度が高まる設計になっている。

・大規模言語モデル（LLM）複数対応
GPT-3.5、GPT-4、GPT4o、GPT4-Turbo 、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Proを搭載し、複数のLLMが利用可能。

・書類に含まれているフローチャートや画像を読み込んで回答生成ができる機能

同市は、同サービスを活用することで業務効率化を目的としている。
具体例として、

・学習させた書類の引用結果も含めた回答を問い合わせへ自動応対に適用
・テンプレートガイドを活用して、文書作成、要約、編集、多言語翻訳、Excel関数の作成といった多岐にわたる業務において、単純作業や計算の代行
・チャット内の個人情報の検出と警告機能を活用し、公開可能な情報のみを入力

といった、各種確認作業の削減などが挙げられる。