栃木県内で初!那須塩原市が「第6回日本子育て支援大賞」を受賞

 東京から新幹線で約70分。栃木県北部に位置する那須塩原市が2025年7月14日、一般社団法人日本子育て支援協会が主催する「第6回 日本子育て支援大賞(自治体部門)」を受賞した。多様化する子育て世帯のニーズに応える柔軟かつ実効性の高い支援策が高く評価されたもので、栃木県内の自治体としては初の受賞となる。

栃木県内で初!那須塩原市が「第6回日本子育て支援大賞」を受賞

中でも高く評価されたのが、市が独自に発行している「子育て応援券」だ。チャイルドシートやベビーカー、絵本などの購入に使えるほか、一時的な子どもの預かりや、宿泊施設での小旅行にも利用可能。「子どものため」だけでなく、「親の時間を守る」という視点も取り入れている点が、共働き世帯や仕事と育児の両立を目指す世代にとって大きな魅力となっている。

そのほかにも、乳幼児から小学生までが親子で過ごせるスペースやカフェを併設した那須塩原図書館「みるる」や、ファミリーサポートセンター、子育てサロン(つどいの広場「ま~る」「ほっぺ」)といった、地域に根ざした子育て拠点も充実。

さらに、同市では東京圏からの移住者を対象にした家賃補助制度や、新幹線定期券の補助、移住者交流会、相談窓口の設置なども実施している。これらの取り組みにより、「暮らしやすさ」「教育環境」「交通の利便性」が高く評価され、特に子育て世代から移住先として注目を集めている。

ピックアップ記事

関連記事一覧